高商紫雲会大阪支部総会2016

投稿日時 2016-06-13 14:00:15 | カテゴリ: お知らせ

今年の支部総会は、「俺の目の黒いうちに・・・」と言っていた北村光雄名誉支部長の言葉を待つまでもなく、高商野球部昨年秋の明治神宮大会優勝、第88回選抜高校野球大会準優勝をうけての総会です。ここ大阪支部は選抜大会の間、入場券の配布など20年ぶりの高商野球部の甲子園出場にてんやわんやの春でした。



その甲斐もあって、今日の総会は150人の過去最大の参加者を集めて、いつもの大阪市中央区東心斎橋「大成閣」で開催されています。ただし人数が多くて、3階から4階の大部屋へ移動です。私も何度か来ていますが、今年ほど胸の張れる総会は、これまで経験したことがありません。



高商は、「進学も就職もできる高商」として、これまでに3万人余を社会に送り出しています。学校ができてから130年余、早くから野球部ができて、第1回の選抜野球大会優勝校です。とは言いながらここ20年、いま一歩甲子園の道が閉ざされていました。



今日の挨拶にも、雨天練習場をOBの協力を受けて4,180万円で完成させて、これを使ってバッティングは劇的に向上した。前後して中学校教諭(国家公務員)の長尾健司監督を県職員として採用し、高商の監督に招聘した横山賢治前校長の英断。前の黒坂監督が、いい子らを入部させていたこと等により、今日の高商野球部の大活躍があります。



今日の話題は、次の夏の甲子園出場と「紫雲奨学会」の存続危機問題です。学校創立60周年記念事業として、昭和36年に当時の岡本久治校長の発案で発足した「紫雲奨学会」。毎年3名×3学年=9名に月額1万円の資金援助をしています。これに加えて、生徒の遠征バスの維持管理費などもここから捻出しています。



基金は故堀本静子さんからの寄付金等で1億2千万円程度ありますが、昨今の低金利で毎年の活動費380万円のうち、300万円が不足する事態に陥っています。手にする金利は、わずかなものに激減しています。これも10年長期国債ですか、これから先はますます金利はなくなる方向へ動きます。



公益財団法人紫雲奨学会の理事長は、先の前校長横山賢治さんが致し方なく就任されていますが、火の車の実情に、大阪支部でも応分の負担をすることが合意されています。本校にあっても、次の甲子園大会参加募金も気になりながら、大阪や東京支部に頼るだけでは申し訳ない思いです。



高商紫雲会でも、今年からOBに会費をお願いすることになりました。今年の大阪総会でも、大変好評を得たホームページ委員会です。同窓会開催周知を表の誰もが見えるページで行い、裏の卒業生しか見られないページで、音信不通者の名前も掲載し、広く情報を集めました。



今日も来ていましたが、ある卒業生が自分の名前が行方不明者の欄にあることを見て、名乗り出て難なく高松での同窓会へ参加されていました。今日もそのことで、大変喜ばれていました。転勤族が多い高商卒業生の消息は、数年毎の紙情報(会員名簿)では追いつきません。



そんなホームページではバナー広告を募り、ネット管理運営資金の捻出はもちろん、多くを紫雲会本会計へ入金しています。稼ぐシステムを構築して、高商関係者(社)からのバナー広告を募っています。



また来月2日の東京支部総会の前日に明治大学へ赴き、所得税の寄付金控除策を学ぶことになっています。公立と私立、高校と大学の差はありますが、同じ「教育」つまり子供たちの育成に役立つことは共通しています。先の紫雲奨学会は、もうすでに寄付金控除対象になっています。



「士魂商才」が、校歌でも高らかに宣言されている母校高商。子供たちの活躍に励まされながら、おじさんも負けないように頑張ります。大いなる勇気をもらった、紫雲会大阪支部の総会でした。真鍋健彦会長の新型フーガーに乗せていただき、ありがとうございました。大阪支部の皆さん、ありがとうございました。






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