
今回は高松市松縄町にある、ら・なら別館「絆」で、西陣織研究家尾田美和子(平成4年卒)さんの話を聞きました。4月に「先輩講話」として、生徒が聞いた話を今度は先輩が聞いたのでした。私も少し遅れて入ったために、パワーポイント数枚分は聞いていないのかも知れません。と言うのも、香川県下に2泊したという二人のお嬢さんを、空港行きリムジンバス停までお送りしていました。
高松商の校長室に飾られた西陣織の絵。2016年春の選抜大会で準優勝し、甲子園を行進する球児たちだ。卒業生として寄贈した。
決勝戦の後、懇意にしていた京都の業者に制作を発注。絵の「設計図」だけで半年かかるが「とにかく急いで」と訴え、夏の大会までに仕上げてもらった。誇らしげな球児の表情を、生き生きと表した作品ができあがった。
兵庫県姫路市生まれで、高松市に住む。呉服店を営んでいた祖母の影響で和服に触れ、香川大大学院で西陣織の歴史や製造工程を研究した。
15年、「tsutaeru(ツタエル)」を創業。西陣織など伝統工芸品の制作を企画したり、支援したりしている。
16年春は、出張先から戻る電車内で母校の準決勝の結果を知り、Uターンして甲子園で決勝を見届けた。
高校2年だった90年の選抜にも、母校は甲子園に出場。2回、応援に行った。大会でエースが1試合で18三振を奪い、新聞に大きく取り上げられたのが印象に残っている。
高松商には、中学で実力を認められた生徒が入ってくる。「最初はみんな4番打者になりたいけれど、やがて自分の役割を認識し、それが伝統をつくってきた」。対して西陣織も、絵を描く人、織る人たちが1千年超の歴史を刻んできた。100年の高校野球とは異なるが、相通じるものがあると感じている。=高校野球編(江湖 良二)2018年7月7日
思い出した、中筋政人元校長が嬉しそうにしていたのを思いだした。西陣織りという伝統技術と、着物帯以外の商品をコラボさせて、新商品に仕立てるのが尾田美和子さんの仕事です。そのために、TSUTAERUという会社を設立して東奔西走している。自分の思いが本物であれば、必ず成功するという信念を持っている。
香川大学大学院で伝統工芸の研究に没頭し、たどり着いた題材が京都西陣織。伝統工芸の伝承が「飯が食えない」ことから、途絶えそうという危機を、彼女は第三者の立場ながら、どうするかを真剣に考えている。期待の100%達成は満足に過ぎず、120%の感動を商品化につなげたいと動いている。
- 2017年11月20日
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